年齢別に合わせた子育てで、子どもの能力をしっかり伸ばしてあげよう

0歳から始める子育て「図鑑」を活用しよう
図鑑は子どもの好奇心を高る宝庫!
人は本を読むと脳の中の言語野と呼ばれる「側頭葉」や「頭頂葉」などの部分が活性化します。
また、図鑑は文字だけなく、豊富な写真やイラストで構成されているため、言語野以外の部分も
活性化し、脳全体への活性化にもつながります。
図鑑を使った効果的な子育ては、図鑑という机上の知識(バーチャル)と本物(リアル)を結びつけてあげることがもっとも効果的です。
例えば、乗り物図鑑に興味を示せば、実際に電車やバスなどに乗ってみる。草花の図鑑に興味を示せば、街を散歩しながら図鑑の載っているか調べてみるといったことをします。
実際に乗ったり、触ったりすることで触覚が刺激され、触覚を司る「頭頂葉」が刺激される。草花の匂いを嗅げば、嗅覚が刺激され、嗅覚を司る「大縁辺縁系」の領域が刺激されるなど、脳全体への刺激につながります。

図鑑は全種類を3歳〜4歳までに揃えておく
子どもが自分で「面白い・面白くない」と判断する年齢は、3歳から4歳ごろと言われています。
そのため、3歳ごろまでに図鑑を全種類揃えておくと良いでしょう。なぜなら、それ以前から親しんでいたものは好き・嫌いで判断せず、抵抗感なく自然と受け入れる機能※が人間には備わっているからです。
※私たちは普段、似たもの同士で友達になることが多いが、幼なじみは違うタイプでも親しくいられるのがその典型例。
図鑑は学習と親和性が高い
図鑑に載っていることは、これから小学校・中学校へと進学するにつれ学習する内容が含まれています。つまり、あらかじめ予習をしている状況なので、聞いたことがある言葉に対しての意味づけができるようになり、より理解が深まります。
皆さんも経験があると思いますが、あらかじめ予習をしてから授業や講義を受けるのと、予習しないで授業や講義を受けるのとでは、その時の理解度には雲泥の差があります。
そのため、小学校から本格的に授業が始まる前に、予習をしておくことで、内容の理解のしやすさが変わってくるため、勉強嫌いになることへの予防にもつながります。